ここでは、私の流産の体験記をメモしておきます。
こちらでも書きましたが、今では元気ですが、いろいろありました。
全くもって、気持ちのよい内容ではありません!
必要だと思った方のみ、ご覧くださいね。
そんな人の何らかのお役に立てれば幸いです

*私の状況*
妊娠9週(3ヶ月目)
子宮内胎児死亡
★突然の出血だ★
その日はいつものように悪阻のせいか、体調が重い。
いつもの悪阻と比べて珍しかったのは、普段は感じなかったのに、この日は何ぜか「頭痛」がする。
前の日、年賀状のデザイン制作でPCを見すぎたせいかと思って、13時ぐらいから2時間ほど昼寝をする。
15時過ぎ、起きてお手洗いへ。
妊娠してから「出血には要注意!」と先生に伺っていたので、必ずトイレットペーパーは捨てる前にチェックしていたんですが、それに
すごい薄らとした血が混じってた(生理初日みたいな感じ?)。
病院に連絡をし、彼の車で行ける19時に予約。すると、病院側には
「激しい腹痛がきたら、至急連絡してくださいね」と念を押されました。
お手洗いで気付くまで、全く実感がなかったわけだから、痛みは無い状況なので、寝て彼の帰宅を待つ事にしました(病院までの足がなかったのです)。
とはいえ、出血に不安になって持っていた「あかすぐ(妊婦雑誌)」とかで経験者のコメントを読んでみました。妊婦雑誌には、度重なる出血の後に出産した人の話も紹介があったので「今も痛みは全くないし、健康な私なら、きっと大丈夫だろう」って気楽に彼の帰宅を待てました。
★病院での診察判断★
いつものように、内診の前に診察室で先生に状況を説明。
<伝えた事>
*15時ごろトイレにいって、出血に気付いた。
*どこにも痛みは全くないけど、頭痛があった。
次に内診室で、先生に見てもらう。
*血がでていることを確認し、洗浄される。
次にエコーチェック。
先生にご主人も来ているか確認され、結果は一緒に話す様にしようと
初めて診察室に主人を呼ぶ様にいわれた(汗)。
この時点で、先週みていた鼓動がないことを先生と確認。
すでに半泣き。
診察室に夫婦で入る。
1度で断定はできないものの、今日は鼓動が確認できないので「子宮内胎児死亡」の可能性があること言われる。
この時、同じ人が10回の妊娠のうち2回は流産することなどの知識を教えてもらう。
数日後に最終診断をし、再び鼓動の確認が取れなかった場合、次回に期待して今回は諦める覚悟をもつよう先生が主人に言う。
この時点、もう私は涙。
「はい、はい。」って言いながら涙がぽろぽろ勝手にでてきた。
主人に支えられて受付に戻る。
3日後に最終診察の予約を入れ、止血のお薬を処方され、帰宅。
▼偶然でしょうか?
受付で、しょんぼりしていると、後に入った夫婦も同じように泣いて奥様が戻ってきた、私の直後に会計した彼女は、私と同じお薬を処方され、ご夫婦で泣いてました。きっと同じ状況だったのかもしれません。
先生に同じ人が10回妊娠のうちの2回は流産の可能性がある事を聞いた直後だったので、「本当に流産って多いんだろうな」って感じました。これで、私は「私たちだけじゃない。」って思えたので、少し気持ちが楽になって帰宅することができました。
★この時点の心配な事★
残念ながら、赤ちゃんが亡くなった事をママの身体はわかるそうなんです。
そこで、自然に流産が始まるんだって(次の妊娠にそなえるんだね)。
急激な腹痛と出血が来た場合は、流産が始まったので緊急で病院に来る様に言われてました。(私の通っている病院では、妊娠すると緊急時に連絡できるように先生のケータイ番号を教えてもらえるんです。万が一の場合は、そこに電話して緊急手術をする事になっていました。)お薬を服用するものの、出血から2日目の午後までは出血は止まりませんでしたが、3日目になって出血も止まると、やっぱり自分のお腹の中では赤ちゃんの鼓動はちゃんと動いているんじゃいかしら?って思ったり、でも明らかな悪阻状態からの開放された体調を感じると赤ちゃんはダメかなーって思ったり、とにかく1日でコロコロ気持ちが変わって、変な期待と不安を繰り返してしまう心理状況でした。
(ホルモンバランスの変化があるそうで、そのせいで気持ちの浮き沈みも大きくなるんですって。)
★調べた事★
とはいえ、流産と確定された時に何が起こるのか心配になり、ネットでリサーチ。
↓このサイトで勉強できました↓
【妊娠情報 e妊娠】http://www.ikujizubari.com/→
流産の知識体験者さんの声も読めるので、悩んだ方は是非チェックすると良いと思います。
→
流産経験者の掲示板この時、私の通院している病院では、時間を置いて2回にわけた最終診断をしていましたが、病院によっては、セカンドオピニオンを受けた上で最終的な診断をするという病院もあると書いてありましたね。私もセカンドオピニオンを受けるか悩みましたが、彼に「明らかに鼓動が見え無かったし・・・」と言われて、納得して他院には行きませんでした。
★手術の事★
<簡単な流れ>
負担が少ない方法を取るということで、前日に子宮に届く様に広げる処理をした後に、翌日に手術。術前40分に病院入りして点滴や注射を受ける。実際の手術は部分麻酔で30分程度でした。術後は意識がはっきるするまで休み、最後に改めて止血処置をしてから帰宅。
<実際の手術詳細>
▼前日
前日に子宮を手術できるように、子宮頸部を広げる処置をする。
子宮につながる細い部分を無理に広げると、次回の妊娠に影響が有る場合があるそうで、事前に半日かけて徐々に広げるものを挿入する処置でした。もちろん、麻酔すらなく痛かった。
処置の時に痛み止め座薬をされたので、処置後30分後ぐらいに、やっとこ楽になるが、痛かったなーーー。
▼当日
手術が14時予定だったので、当日の朝は軽くたべ、11時から絶食(以降は水もNG)。40分前に病院に行き、処置が始まる。
(1)40分前に病院到着
(2)始めに筋肉注射をする
(3)点滴スタート
(4)30分ほどでお手洗いへ連れて行かれる
(5)内診室で部分麻酔をする
この注射の直後からくらくらして、ある意味、不思議な朦朧状態。
(6)手術室に移動し、少したってから手術。
(→音や痛みなど、私には辛すぎて、やっと手術が終わった頃には精神的に崩壊状態。呼吸も必死&号泣。看護士さんに、いったん帰宅していた主人をすぐに呼ぶか、何度もきかれるほどでしたが・・・、彼にそんな姿を見せたくなかったので、別室で独りで落ち着くまで待ちました。)(7)時間感覚が不明だけど、手術は30分もかかっていなかったみたい。
(8)夕方まで休憩
ずっと点滴をしているので、寝たいけど猛烈にトイレに行きたい(汗)。しかも、わざわざ行ったのにトイレに行っても全く出せない状況で苦しむ。麻酔やら術後の感覚で、行っても出せずに辛い思いをするものらしい。ぜんぜん寝れないし。しんどかった。
(→後の最終診察で先生に言われてわかったんだけど、術後に怖くなって一切お腹に力を入れる事ができずになっていて、膀胱がヤバいくらい溜まっていたらしい。トイレってお腹に力入れないと出ないものだったんだねって、気付いた:苦笑。だって、無意識に術後のお腹に力を入れる事が出来なかったんだもん。)(9)18時頃、最終的な内診チェック。
17時ごろ彼が来てくれ、最終診察までトイレに付き合ってくれたり、寝てると手を握っててくれた。エコーで処置状況を最終チェックし、止血止めの粉薬を塗られ、タンポンを入れられた。
(10)診察室で説明
▼今後の流れを聞く
*感染症にかかりやすくなるので、注意するようにいわれる。
*翌朝に起きてからは、普通に生活をして良いといわれる。
*OKがでるまで湯船禁止。シャワーのみとすること。
*子宮を小さくする薬、抗生物質、痛み止めなどを処方
*1週間後に再診察予約
この日は、近所のファミレスでがっつりとハンバーグを食べて帰宅して、すぐ寝た!
5時間ぐらいして麻酔が切れるにつれて、先生に聞いた通りにお腹に力も入る様になって、ちゃんとトイレができるようになって、本当に一安心した。
★術前に知っとくと良いと思います!
普段、おトイレ行く時って、腹筋を使って排出している事なんてしらなかった。初めて知ったよ。下腹部の手術だから、術後にお腹に力が入る事にはドキドキするけど、先生が言うには術後も気にしないでお腹に力を入れて出せばいいんだって!看護士さんにも言われたんだけど、みんなが同じ様に尿意で困る人が居るそうです。先生に言われたけど、腹筋使ったり、手で下っ腹を押すと出るから、出して楽にしなさいって(そりゃ、出した方が楽だろう!)。
体験して思ったけど、術後だと感覚も変だし、手術直後にお腹に力を入れるって怖い気がしたけど、大丈夫なんだってさ。
★その後の状況★
▼術後1日目
出血が少しあるものの、体調はすっきり♪ なにより、いつ流産がくるか?!という不安から解消されて気持ちが楽。朝から好きなものを食べまくって、掃除機をかけて、家事をしていた。午後に母からの電話で「妊娠経験と同じ事をしてるんだし、産後は動かない方が良い」と言われたので、それからごろごろ寝てDVD鑑賞をしてすごす。家の前のスーパーで買い出しをするが、特に問題無し。
▼術後2日目
前日より大量の出血がでて、焦って病院へ。エコーで見たところ、子宮に血が溜まっている事がわかる。先生に出してしまう事もできるが痛いのと、自然に出るのを待つのとどっちを希望するか確認され、次回までは「自然に」を選択。
さらに先生に、「ゴロゴロしてると血が溜まるから、寝てなくてよろしい!」と注意される(笑)。熱が出たら連絡する様に言われて帰る。
▼術後3日目
術後に36.5℃の平熱に戻っていたはずなのに、この日は朝から微熱。37.5℃になる。昼まで寝ててみるも、下がらないので病院に電話をすると電話で先生に「38度を越えたら処方する痛み止め(解熱作用もある)を飲む様に」と言われる。安心してランチに外食をしてから、帰ってからまた寝る。
▼術後4日目
終日自宅ですごす。熱が下がって楽になる。安心からきた風邪で微熱だったんじゃないかと思う。しかし、お腹が痛い。まるでヒドい日の生理痛。初めて痛み止めを飲むがなかなか効かず、2時間ちょっと苦しむ。すると、巨大な血の固まりが午後にでてきた。これで痛い処置を免れたのではないか?と、すこし期待する。
▼術後5日目
終日自宅ですごして年賀状制作をする。同じくこの日も腹痛があり、痛み止めを飲むものの作業してる方が気がまぎれて楽。そして、夕方に血の固まりも同じ様に出てくる。
▼術後6日目
終日自宅ですごして年賀状制作をする。出血は減ったものの、すごい胸が張ってきてる。痛いなーと思って、乳がんチェックのように乳房をチェックすると、かなり堅くなっていてびっくり。乳がんじゃないか?と不安になる。シャワーを浴びる際にマッサージをしたら、なんと!白いお乳が少しづつ出る・・・。私の胸は出産したと勘違いしたのかしら?!身体って、ほんとうに不思議ですね。
▼術後7日目
出血はまだあり、胸の張りも痛い状態。でも基本的に元気いっぱい。
▼術後8日目
術後の検診と各種検査結果を聞きに病院へ。
内診のあと、検査結果を聞く。血液検査から流産した細胞の検査まで、全て問題無しだった!
この日は、止血のお薬を処方され、また一週間後に来る様にいわれる。
★術後の診察★
先生のオーケーがでて、やっとお風呂が入れる様になった~!
さらに、検査結果をひととおり聞けて安心しました。
検査では、各種血液検査の他、妊娠状況を検査する細胞検査も行われました。
この検査で通常妊娠だったことも判明され、先生から「次の子は春かな」と嬉しい言葉。とはいえ、生理がちゃんとくるまで検診を続けることになっています。また、
生理がこなくても排卵がある場合があるので、避妊に注意するように言われました。
★現在★
手術12日目。
まだまだ出血はありますが、生理気分です。
お友達とお茶にでかけたり、家事や大掃除もやっています。
ホルモンバランスの影響か、変に気持ちが滅入る事も全くなくなりました。
まだしばらくは出血もありそうですが、だいぶ元気!
基本的にポジティブっ子タイプなので、本来のパワー復活です!凹む時間はもったいない、今後に向けて頑張るのみ!と、思います。
手術や体調&気分の変化も細かく記載し、ちゃんとお伝えしたいと思いました。読み苦しいところもあったと思います。申し訳ありませんでした。
今日もドコかに同じ様に苦しんでいる人がいると思います。
一緒に頑張りましょうね!→
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