気をつけて★カルパッチョでヒスタミン中毒になった。
記事にするか悩んだけど、みんなが知っていた方が良いと思ったので、経験した事を記事にする事にしました。
奈良駅にできたお洒落っぽいバール。
夕飯前に軽く1杯&おつまみをたべようと、期待して入店しました。
この日は主人と2人で公共の交通機関で駅前まで来ていたので「お酒が飲める!(運転しない)」とご機嫌で2人でカンパイをしたかったんです。
けど、結果は最悪な事態になりました。
いただいた料理で、ダーリンがヒスタミン中毒になって、救急車で運ばれる事態になったんですよ。
一緒に食べた私も激しく胸焼けと下痢。
でも、私は我慢できる程度なので寝ずに病院につきそった。
まさか、マグロのカルパッチョで食中毒になるなんて。
知りませんでした。
しかも、お店の対応も残念だったし。
↓ 気になる方は、続きをクリックして読んでね。
(ヒスタミン中毒の対応も書きますし、原因が明確なので店名も出しちゃいます。長いです:汗)
◆お店について
お店は近鉄奈良駅のとても立地の良いところに有るし、入り口も良い雰囲気で、以前から通る度に気になっていたんです。
お店は「WINE & CAFE DINING さくら町バール」というお洒落なところでした。
入店してみると、店員さんがオススメメニューの説明をしてくださいました。
メニューを検討しながら、クーポンでも無いかと思って、テーブルについてからiPhoneでネットリサーチしながらメニューを待っていたのです。この時に、ブログの口コミでとんでもないネタ(朝焼いているというランチセットのパンにカビが生えていたという記事⇒二度と行きません!WINE & CAFE DINING さくら町バール@奈良)を見つけてしまい、ショックをうけ1品とドリンクだけにする事にしました…。
で、そのオーダーした1品は店員さんが1番のオススメという「ヨコワのカルパッチョ」でした。
(ヨコワって何かと思って、オーダー後に調べたら、マグロの子供らしいですね)
あとは、夫婦で1杯づつのお酒。
カルパッチョは、かなり塩と酢で濃厚に漬けられていて味は「The 酢」って感じ。
お酒も普通な感じで、特に感動もなかったので、追加オーダーはやめてお店をでました。
すると、1時間後に主人が急変。
体調不良になり、カフェで休憩するものの身動きがとれないくらい具合悪くなり、ガタガタと震えだしたの。
急いでタクシーで帰宅。
ネットで調べると、症状が↓これの感じなので、調べて抗ヒスタミン剤を服用したりしたんですが。
私は停めたのにも関わらず、彼が「他に問い合わせが無いか」、「早めにお店に教えてオーダーを中止してもらって、他の中毒者を出さない様にしよう」という気遣いで連絡をしたんです。
が…。
店の人は「どうしましょう?」とか言ってたあげく、最後には「店員で食べて確認してみます」って言ってたらしい。こちらで見ていると、なぜかダーリンがお店を気遣ってあれこれ教える状態だったし。彼がクレームするわけでも無く、温和に話したから、あんなヒドイ症状なのに、信じてもらえなかったのでしょうか…。
つか、あほかーい!
1品しか食べて無くて中毒になった人が連絡をしたのに、そのメニューを店員で食べてどうするんだよー!
患者を増やすだけじゃん…。
お馬鹿!
しかも、対応が酷すぎる極み。
「体調に関する気遣い」も「お詫び」も無かった事!
新しいから対応できない、とかって問題じゃないよ。
非を認めたくなくても「体調は大丈夫ですか?」とか、「お大事に」って1事ぐらいは言えないの??
人として礼儀がなってない人が接客するな!
本当に残念すぎるよぉー!もぅ!!
体調不良の中、何故かお店の為に頑張ったダーリン。
いよいよ夜中になって、耐えかねる症状。
救急車のお世話になりましたとさ


お店が言うオススメメニューって、単に賞味期限間近なので先に出したかったメニューだったんじゃないか?と勘ぐりたくなるくらい、残念な結果でした。
もう、二度と行かない!
WINE & CAFE DINING さくら町バール (イタリアン / 近鉄奈良駅、奈良駅)
夜総合点★☆☆☆☆ 1.0
◆ヒスタミン中毒について
詳しくはこちらをご覧ください。
東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/
ヒスタミン食中毒と微生物(第26巻、7号)2005年7月
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/epid/2005/tbkj2607.html
東京都福祉保健局
魚を食べたら、じんましんが ~ヒスタミンによる食中毒~
以下、ポイントを抜粋
<感染症情報センター より抜粋>
1.ヒスタミン食中毒とは?
ヒスタミン食中毒とは、鮮度が低下したことによりヒスタミンが多く蓄積された魚介類やその加工品を喫食した直後に発生するアレルギー様食中毒で、その多くは集団給食施設や飲食店などで発生している。
2.ヒスタミン産生に関与する微生物
ヒスタミン産生菌が付着した魚介類やその加工品の保存温度が不適切な場合や長期保存した場合には食品中で菌が増殖し、その結果としてヒスタミンが魚肉中に蓄積するため、これらを喫食すると食中毒になる。(中略)10℃以下でも発育する低温性菌が存在するため、低温で流通している魚介類・加工品においても食品衛生上重要視すべき菌である。
<東京都福祉保健局 より抜粋>
1 ヒスタミンによる食中毒ってどんな症状なの?
多くの場合、食べた直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましん、頭痛、おう吐、下痢などの症状が出ます。重症の場合は、呼吸困難や意識不明になることもありますが、死亡事例はありません。
2 どんな食品で起きているの?
原因となる食品は、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれる赤身魚とその加工品がほとんどです。平成12年から平成20年までに都内で起こった事例では、カジキマグロが原因となった事例が最も多く、ブリ、マグロがそれに続いています。
⇒実際の食中毒事例を知りたい方はこちらへ
5 加熱すれば防げる?
ヒスタミンは加熱調理しても分解しないため、一度ヒスタミンができてしまうと、煮ても焼いても減ることはありません。
7 ヒスタミン食中毒予防のポイント
★生の赤身魚は常温で放置してはいけません。冷蔵でも、長期間の保存でヒスタミンの量が増えることがあります。冷蔵の場合でも、できるだけ早く食べてください。
★赤身魚の干物など加工品も、低温保存してください。
★冷凍した赤身魚を解凍する時は、冷蔵庫で解凍するなど、可能な限り低温で短時間のうちに解凍してください。冷凍と解凍の繰り返しは避けてください。
★食品中にヒスタミンができていても、外見の変化や腐敗臭はありません。しかし、ヒスタミンが大量にできていると、食べたときに舌がぴりぴりすることがあります。香辛料によるものでなければ、食べるのをやめてください。
どこまで正しいか判りませんが、参考資料。
▼こちらのサイトでは、お魚分類がでてます。
1960年から78年に至る19年間に、全国で発生したヒスタミンが原因と思われる食中毒事件は99件で、そのすべては、表層性の回遊魚によっている。
http://seibutu.zero-city.com/yudoku01/chudoku/chudoku01.htm
▼こちらでは季節が。
なんと!!10月が多いじゃん。
http://osaka.cool.ne.jp/shokuei/archive/histamine.html
☆★私達の場合★☆
▼お店で
1つのメニューを2/3が彼、1/3を私が食べました。
▼約1時間後
下痢を伴う胃痛にやられたのは彼で、私は具合悪くなった彼の介護で気を取られてました。
▼約2時間程すると
彼の顔は真っ赤になり、脚の付け根を始めとする皮膚の弱いところが全体的に湿疹が出てはれ始め全身に広がりました。(もちろん痒さもあって、本人は辛く、市販のかゆみ止め(ムヒ)を塗りまくってました)
トイレも頻繁で、水状のヒドイ状態らしく出られなくなるくらいです。
>その頃、私は必死でネット調査。
食べた料理と症状から素人目にもヒスタミン中毒っぽかったので、「抗ヒスタミン剤を服用すると落ち着く」事を知ったので、彼の処方薬として所持していた「アレグラ」を服用(アレルギーの薬で長年服用していた安心感もあったので迷わず飲みました)。すると、1時間ほどかけて湿疹は納まり、やっと寝る事ができました。
▼この頃から
実は私も胸焼けが酷くなってきて、寝れない状態に。
我慢は出来るので、ベッドに横になり、彼の様子を見てました。
▼約8時間後
ひとまず寝ていたのですが急に彼が起き、胃が痛くて苦しがりだします。
奈良の緊急病院に行くか悩み、結果的に救急車を呼んで市内の総合病院に搬送されます。
先生の診断結果はやはり「ヒスタミン中毒」。
私との症状差は身体の感受性の違いだそうです。
(ダーリンはアレルギーに弱く、強い反応が出たってことね)
先生が「ヒスタミン中毒にしては、長い時間苦しんでいて大変そうだ」というくらい、症例は人に寄ってまちまちのようです。
▼病院での対応
抗ヒスタミン剤の点滴を3時間かけて接種してから帰宅。
3日間の薬(胃腸のお薬など)を服用。
▼回復まで
翌日は会社を休んで1日倒れてました。
翌々日に会社に行くも、頭痛で午後早退してまた睡眠。
3日目になって、普通に会社へ行けました。
それでもお腹の調子が戻るまで数日間(5日くらい)は、お粥生活でした。
▼実は私も体調不良…。
で、基本的にはダーリンの症状が心配で気力で保っていたらしい?私の身体。「都がついてるからね!」って、あれこれと動き回ったり、奈良市内で受け入れ拒否でたらい回しにあう状況に心配MAXだったんです。そんな私も「気持ち悪い胃痛&胸焼けと、便秘も続くなぁ」と思っていたところ…、ダーリンから遅れる事2日、急激な下痢&頭痛。同じ症状じゃないけど彼にあわせてお粥生活だった私が、なぜに今さらお腹を下すのか…。東京感染症情報センターの2005年版によると、長くても1日で回復するって書いてあるんで、私の症状は原因不明だけど、どうしてもヒスタミン中毒って思えてならない。
とにかく、ヒスタミン中毒。
とんでもないですよー!
大変だったんだってばー。
みなさん、一度ヒスタミンが発生すると、熱を通しても、冷凍保存でも、毒物は消える事が無いそうです。
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